「個人サイトの運営者が必ず一度はぶつかる問題」
2004.01.19


 比較的長いことサイトを運営していると「やれやれ、いったいなにをやっているのやら」と自分に辟易することや、「はたしてなにを書こうか、書かねばならぬか」と自意識過剰になったりするということはままあるもので、そのようなときはさすがにちょっと考える必要があったりする。

 続けるか、続けないか。

 ここで、「続けるのをやめたい」と思うのは基本的に精神的負担がゆえにである(なぜなら、物理的負担が許容量を超えた場合は自分の意思にかかわらず、やめる必要が生じるであろうからである。つまり、サイトを運営している場合じゃない、時間がない)。

 ではなぜ、精神的負担を強いられているのかと考えると、それはやはり自意識過剰の賜物であったりする。きつい言葉を使用すると、そのようなことを考えていること自体が「おこがましい」とすら思える。やめたければ、即座にやめれば良いのだから。自分はいったい何様になったのだろうか、と。

 基本的に個人サイトというやつは「ノーリスク、ノーリターン」である。

 よって、まあ、僕は大体は続けることを選ぶ。なぜなら、続けても続けないでも、なにも僕に影響しないからである(逆をとれば、サイトを続けることで負の影響を得るのなら、即座に僕はサイトを閉じるに違いない)。確かに多少の物理的負担はもちろんある。ただ、それがどうしたことだろう。なにもする必要のない時間を、人はどれほど有意義に使えるだろうか。

 ただただ時間を無為に過ごすのではあるまいか。もし、無為に過ごすのであるのならば、無駄に過ごしたほうが幾分ましである。そう考えると、これはむしろ、それは望ましい負担ですらある。サイトの構築に己の義務を感じることは、不健全ではあっても、決して益なきことではない。前向きに無駄を為そうとする精神はときに必要だからである。

 よって、続けても続けないでも同じとき、僕は続けるほうを選ぶ。そうありたいと思う。


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