- 犯人は、物語の初めのうちから登場している人物でなければならない。また、読者が疑うことのできないような人物が犯人であってはならない。
- 当然のことながら、超自然的な作用や神秘的な能力は、物語から排除されなければならない。
- 秘密の部屋や抜け道は、たかだかひとつしか許されない。そういった装置が予期されうるような家屋で犯罪が行われるのでない限り、抜け道は一切持ち込まれてはならない。
- これまでに発見されていない毒物や、巻末に長い科学的説明を必要とするような器具は用いられてはならない。
- 物語に中国人が現れてはならない。(註)
- 偶然の出来事が、探偵を助けるようなことはあってはならない。また、正しいことはわかっているのだが説明できないというような直観を、探偵がもっていてはならない。
- 探偵自身が犯人であってはならない。
- 読者に提示されていないような手がかりを、探偵が発見していてはならない。
- 探偵の間抜けな友人(ワトソン役)は、彼自身のあらゆる見解を読者に明かさなければならない。また、彼の知性は少しだけ(しかし、ほんの少しだけ)平均的な読者よりも劣っていなければならない。
- 双生児や一人二役(あるいは二人一役)は、前もって読者に正当に知らされているのでない限り、姿を現してはならない。
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