初雪が降りました、寒い、寒いんです。
 そういうわけでうだうだと僕はH大を散策してきました。

「おい」
 うだうだがなにかに驚きました。
「なに?」
 僕は言いました。
「愛とソープ総合研究所だって」
「ん?」
「そこそこ」
「…………」
「いまの大学はすげぇな」
「うだうだ」
「なに?」
「あれ、アイソトープだから」
「…………」
 うだうだの眼が泳いだ。
「アイソトープ総合研究所」
「知ってたよ」
「…………」
「知ってたって」
「…………」
「同位元素だろ」
「へぇ」
「み……見ないで!」
 わたしを見ないでぇええ! と、うだうだは叫び、そして走り去った。

【今日うだうだが学んだこと】
 ・愛と石鹸に関する一考察。
 ・恥の半減期に関する一考察。





 雪が降りそうで降りませんが寒いです。
 そういうわけでうだうだはふわふわと部屋で丸まっています。

「どしたの?」
 うだうだが言いました。
「僕の先祖、爬虫類だと思う」
 僕は言いました。
「寒いの?」
「寒い」
「爬虫類だな」
「やはり」
「蛇的なにかと違うかな」
「虹みたい」
「虹と違うよ」
「寒い」
 僕はうだうだに抱き付きました。
「ふっわふわ、なにこれ、ふっわふわ」
「それ布団」
「あー」
 寒すぎて視界が。

【今日うだうだが学んだこと】
 ・同居人の寒さ。
 ・自分の存在の危うさ。





 菅野美穂がTV番組に出演していました。
 そのようなわけでうだうだと僕は彼女を見ていました。

「幸薄そう」
 うだうだが言いました。
「そこが良い」
 僕は言いました。
「青年実業家と結婚するかも」
「それはない」
「可能性」
「ない」
 うだうだは菅野美穂を見詰めました。
「菅野美穂と仲間由紀恵、恋人にするなら?」
「菅野美穂」
「そりゃまた不信心な」
「敬虔なのさ」
 あのね、うだうだ、神は人ではないんだよ。

【今日うだうだが学んだこと】
 ・謎の青年実業家。
 ・説得力のある屁理屈。





 不思議なもので目からも汗ってでるんですね。
 そんなところにうだうだが嬉々としてやってきました。

「ネトランって知ってる?」
 うだうだが言いました。
「そんな雑誌はない」
 僕は言いました。
「サイト持ってなかったっけ?」
「そのような事実はございません」
「更新しねぇからだよ」
「…………」
 うだうだが少し大きくなった。
「サイトに方針がないよな」
「…………」
 うだうだが少し大きくなった。
「感想付けてないし」
「…………」
 うだうだが少し大きくなった。
「閲覧者をほうを向いてない」
「…………」
「でも、俺は好きだぜ」
 うだうだが少しダンディになった。
「嘘だけど」
 うわぁあああ!

【今日うだうだが学んだこと】
 ・巨大化。
 ・種モミじいさんの気持ち。





 カントの『純粋理性批判』の演習が再開しました。
 そのようなわけでうだうだに意見を求めてみました。

「ドイツ語か」
 うだうだは言いました。
「カントのドイツ語」
 僕は言いました。
「違うの?」
「一般人には読めない」
「誰にも読めねぇじゃねぇか」
 ごもっともです。

【今日うだうだが学んだこと】
 ・カントをドイツ語で読む日本人の頑張り。
 ・カントのドイツ語をドイツ語訳するドイツ人の頑張り。





 なぞなぞの取り留めのなさが好きです。
 そういうわけで今日はうだうだが僕のところにきました。

「なぞなぞ考えた」
 うだうだが言いました。
「なぞなぞ的なにか」
 僕は言いました。
「次のなかに仲間はずれがひとりいます」
 そうきたか。
「槇原敬之」
「うん」
「平井堅」
「うん」
「エルトン・ジョン」
「……うん」
「小倉智昭」
「…………」
 あれ〜?
「さて誰でしょう?」
 うだうだは得意気に言いました。
「ん、どうだろうねっ、それはどうだろうねっ」
「正解は カツラ でした」
 だからね、うだうだ、それなぞなぞじゃないから。

【今日うだうだが学んだこと】
 ・天丼。
 ・曇りなき眼。





 最近ドビュッシーを弾いています。
 そのようなわけでうだうだに意見を求めてみました。

「人前で弾いたことある?」
 うだうだは言いました。
「発表会とか、法事」
 僕は言いました。
「法事かよ」
「仏壇の隣の部屋にPianoが」
「弾いたの?」
「酔っ払いが弾けって言うから」
「曲は」
 僕はにっこり言いました。
「葬送行進曲」
「お前すげぇな」
 あのね、うだうだ、暗すぎて逆に盛り上がったよ。

【今日うだうだが学んだこと】
 ・法事は宴会。
 ・音楽には酒。





 なぞなぞの取り留めのなさが好きです。
 そういうわけで今日も今日とてうだうだに意見を求めてみました。

「なぞなぞ考えた」
 うだうだが言いました。
「だしてだして」
 僕は言いました。
「ルミ子を殺したのは誰でしょう」
「…………」
「わかる?」
 うだうだは得意気に言いました。
「ん、どうだろうねっ、それはどうだろうねっ」
「正解は 賢也 でした」
 あのね、うだうだ、それなぞなぞじゃないわ。

【今日うだうだが学んだこと】
 ・なぞなぞ的なにか。
 ・無邪気な黒さ。





 「かみちゅ!」を観て書道に目覚めました。
 そういうわけで早速、僕はうだうだと習字を始めたのでした。

「 趣 味 妄 想 」
 うだうだは実は達筆でした。
「うまいね」
 僕は言いました。
「うだうだから君に、こころを込めて書きました」
「ありがとう、部屋の壁に張るよ」
 あのね、うだうだ、それ超正解です。

【今日うだうだが学んだこと】
 ・趣味:妄想。
 ・墨汁は麻薬。





 僕のラブコメ的聖書『めぞん一刻』がドラマ化するらしいです。
 というわけでキャスティングに関してうだうだに意見を求めました。

「仲間由紀恵じゃね?」
 うだうだが言いました。
「正直言って僕は死ぬかもしれない」
 僕は言いました。
「仲間由紀恵と音無響子だったら、どっち好き?」
「うだうだ、それは究極の選択過ぎる」
 僕は真顔で言いました。
「両方、神様じゃないか」
「…………」
 うだうだ、完全に沈黙。

【今日うだうだが学んだこと】
 ・僕は死ぬかもしれない。
 ・仲間由紀恵は神。





 朝起きると僕の自転車が盗まれていました。
 そこで僕は悔しさのあまりうだうだを叩き起こすと意見を求めました。

「自転車が可哀相だ」
 うだうだは言いました。
「そうだね、自転車泥棒は死刑だよね」
 僕は言いました。

 うだうだはあれでけっこう優しいうだうだなのです。
 でもね、うだうだ、可哀相なのは僕なんだよ。

【今日うだうだが学んだこと】
 ・可哀相なのは僕。
 ・自転車泥棒は極刑。